「クンブメーラ」と「マハークンブ」祭り
144年に一度の天文現象
1月13日から2月26日の間にインド北中部の「プラヤグラージ市」に144年に一度しか訪れない天文現象「マハークンブ祭」を祝うために4億人(日本の人口の4倍近くの人数!)が集まると予測されています。
インドでは大昔から、年に一度の「マーガ祭」、12年に一度の「クンブメーラ祭」、そして144年に一度の「マハークンブ祭」等、聖なる川や川の合流点で祝われる沐浴祭りの伝統がありますが、その歴史や天文学的象徴について産経新聞関連のニュースサイト「JAPAN Forward」に詳しく書きましたので、ここでも共有させていただきます。是非ご一読ください!
インド、4億人が集会するマハー クンブ祭 | JAPAN Forward
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ナーガ・サドゥーとは?

クンブメーラに良く集まる「ナーガ・サドゥー」
上記の「JAPAN Forward」の記事には文字数制限のため詳しく書けませんでしたが、クンブメーラ祭やマハークンブ祭は「ナーガ・サドゥー」が集まる場としても有名です。ナーガ・サドゥーは世俗と世俗的な安楽を捨てた苦行者です。彼らは入信の一環として行う最初の儀式は、自分の葬儀です。これは、彼らが自分の体にさえ愛着していないことを象徴します。
ナーガ・サドゥーは、自然に一番近い状態に生きるべく、衣服を身につけず、また常に死を意識すべく、火葬された遺体の灰を体に塗りつけています。
多くはヒマラヤの奥地に住み、そこで瞑想し、ヨガを実践しています。(ここで言う「ヨガ」は体操の事ではなく、宗教に基づいた高度な修行のことです)。常に雪が積もっているヒマラヤ山脈の厳しい環境でも、ナーガ・サドゥーは裸で過ごしていますが、ヨガを通じて体内に熱を発生させる方法を知っていると言います。
ナーガ・サドゥーはほとんどの時間孤独に暮らしていますが、クンブ・メーラ祭りの際だけ、全員集まりますので、この祭りはナーガ・サドゥーの大集団でも有名です。現在、おおよそ40万人のナーガ・サドゥーがいると思われます。
インドは古代と現代が融合した不思議な国ですね!
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